美しい日本語、同じ単語を繰り返す「畳語(じょうご)」という言葉

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「ゆらゆら」、「さらさら」、「パラパラ」、「キンキン」、「ぐるぐる」、「日々」、「重々」、「時々」、「折々」等々、私たちが普段無意識に何気なく使っている同じ単語を繰り返す言葉のことを「畳語(じょうご)」というのをみなさまはご存知でしょうか。
フリー百科事典のウィキペディアによると、畳語(じょうご)とは、単語またはその一部をなす形態素などの単位を反復して作られた単語をいい、合成語の一種である。畳語を形成することを重畳(ちょうじょう)または重複ともいう。と定義付されていますが、「重ねる」という意味を持つ言葉に「畳(たたみ)」を使うか気になるところです。
畳には、「たたむ」、「重ねる」、「目が詰まったもの」などの意味があって、古くは、ムシロやゴザ等の薄い敷物の総称で、就寝時に、この薄い敷物を重ねて用いていたといわれています。そして、それらを使用しない時には畳んで一か所にまとめて置いたことから、動詞である「たたむ」が名詞化して「たたみ」になったのが語源とされているそうです。こういったところから「畳」という漢字が「重ねる」という意味を表現するのではないかと思います。
この畳語は、擬音語や擬声語、幼児言葉、愛称、語意の強調など色々な使われ方をしますが、古来よりずっと使われ続け、私たちが日常的な会話でも無意識で多用しているほど、親しみやすい言葉であるといっても過言ではないと思います。例えば、「アメアメ、ふれふれ、かあさんが」…「ぴちぴち、ちゃぷちゃぷ、ランランラン」という誰もが知っている歌が心地よいリズムとなって聞こえるのも、こうした親しみやすさがあるからのように思います。日本語の表現としてもとても美しく感じてしまうのも同様の理由からだと考えます
この畳語は、日本だけではなく、世界的でも多くある慣習のようですし、世界規模でこのような共通認識があると考えると何だか壮大な話のようにも思えますし、一体感を持つことができたようで嬉しく思ってしまいます。
普段、無意識に見過ごしてしまうことにもふと目を留めてみると、物の見方が変わるようで新鮮な気持ちになります。こういったことを積み重ねながら過ごして行けたらどんなに素晴らしいことと思います。

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